live2dを始める人は「お金稼ぎたいから」、「モデル販売なら楽に稼げるんでしょ?(笑)」みたいな理由で始めると思いますが、2025年現在live2dモデル市場はレッドオーシャン状態なので別の戦略が必要になっていると感じてます。
理由を二つ説明します、①live2dモデル販売はレッドオーシャン、②youtubeが稼ぎにくくなっている、この二つを説明します。
この記事を読むと・今から始めるならlive2dアニメ制作をおすすめします
Live2Dモデル販売競争激化のためアニメ制作をおすすめする理由
もうlive2dモデル販売はレッドオーシャン
残念ですがもうlive2dモデル販売はvtuberが出始めた2017年と比べて競争激化のためレッドオーシャンとなりました。
理由はコロナウイルスによる巣ごもりで仕事を失った人たちがネット副業にはまりライバルが増えたこと、noteやブログ、youtube等でlive2dモデルの制作方法のノウハウが広まったからです。
今まで限られた人しか知らなかったノウハウが大衆にも広まると一気にライバルが増えます、いわゆるブームです、するとどうなるかというとライバルが増えて需要より供給が増えます、そうなるとお客は「どれも似たようなモデルだし、安いものを選ぼっかな♪」と考え始めます。
そのため他所と似たようなモデルしか作れない差別化できてないモデル販売者は価格を下げないと売れないため価格を下げ始めます、これが価格競争の始まりです。タピオカミルクティーの店とかこんなながれでしたよね。
画像引用:nizima公式サイト
nizimaというlive2dモデル販売のサイトですが2025年10月現在、9000個近くのモデルが販売されてます、今から始めるとなると9000個の中から選ばれないといけません、相当大変ですよ。
さらにnizima以外でもココナラやskimaといったサイトでもモデル販売してますし、海外のlive2dモデル販売サイトなども登場したため海外のlive2dモデラーと戦わないといけなくなりました、これはブームの定めなんですが、要は昔みたいに楽に稼げないよってことです。
今live2dモデルのプロダクトライフサイクルは成熟期
プロダクトライフサイクル(Product Life Cycle: PLC)というちょっと専門的な言葉ですが、製品やサービスが市場に登場してから、最終的に姿を消すまでの、売上と利益の変化を表したS字型のモデルのことです。
プロダクトライフサイクルの流れは
| 1. 導入期 | 売上は非常に小さい。 | 開発費・宣伝費がかさみ、利益はほとんど出ない(赤字が多い)。 |
| 2. 成長期 | 売上が急激に伸びる。 | 売上増と生産効率化で、利益が急拡大する。 |
| 3. 成熟期 | 売上の伸びが鈍化し、ピークを迎える。 | 競争激化で価格競争が始まり、利益は頭打ち・減少傾向 |
| 4. 衰退期 | 売上・市場規模が減少していく。 | 利益も大きく減少し、市場から撤退する企業が増える。 |
特徴としてプロダクトライフサイクルはブームになると一気に終わりへ近づきます、ブームになった商品は来年あたり誰も見向きもしないなんて何度もありますよね?
今は3.の成熟期に入っている段階です、そのうち4.衰退期になりlive2dモデル販売は儲からなくなりほどんどの人が辞めていくと思います。
そもそもlive2dモデルは銃を売るビジネスのためリピーターが増えない
live2dモデル販売は基本、1点ものを販売するか、オーダーメイドで販売するのどちらかが稼げます、(汎用モデルとか買う人まずいないですね)
これはビジネスで例えると銃を売るビジネスなため一度売れたらそれで終わりという仕事です。
じつは仕事には銃を売るビジネス、弾を売るビジネスの二つがあるのですが
| 銃を売るビジネス | 弾を売るビジネス | |
| 特徴 | 一度売ったらそれで終わり、値段が高い一点もの
(ゲーム機本体等) |
値段は安いが、
弾がなければ銃が使えないため何度でも買われる、 消耗品(ゲームソフト等) |
| 稼ぎやすさ | 一度買ったらそれで終わり、リピーターが増えにくい、
短期的に儲かるが、 常に新しい客が必要 |
ないと困るため常に買われる、
リピーターになりやすい、 一人の客がいれば何度も買ってくれる、 長期的に安定する |
このようになります。
オーダーメイドに来る客は自分のモデルを探したいという人で一度買ったらそのアバターをおそらくずっと使い続けるため、またこの人から買いたいとは思わないでしょう、転売屋ならともかく、ニンテンドースイッチ2を何個も買う人まずいないでしょ?
銃を売るビジネスはライバルが少なく独占できる市場で有効です、「これはあなたしか作れません!」という人数の少ない職人の作る皿とか値段高いですよね。
逆に工場で大量生産されて100均で売ってる皿なんて100円でも買われなかったりします、なんとなく理解できますよね。
人に頼まずに生成ai使えばそれでOK!
今生成aiの技術がどんどん進歩しています。
live2dモデルを依頼する人はlive2dを動かすことはできるけど絵が描けないって人が大半です。
ですが生成aiが出てきたため以前のように絵が描けないから絵師に依頼するというビジネスモデルは減るでしょう。
生成aiにvtuberの立ち絵を作ってとプロンプトを描けば瞬時に無料で立ち絵ができますからそれをクリスタ等ペイントソフトで編集して自分でlive2dでモデル制作したほうがコスパいいですから。
ぶっちゃけ今のイラストレーターって個性のない絵柄なので「これ他所の絵師の絵柄と似てるなー」ってものだらけでしょ?
生成aiで似たような絵柄ができるなら選ばれなくなるのは当然ですね。
live2dモデルノウハウが出回っている時点でオワコン
それとブームになると必ず現れるのがノウハウ配信者です、「こうすればlive2dモデルで稼げる!」という宣伝文句で自分で考えられない人たちからお金を巻き上げる人たちです。
こういうマルチ商法みたいな商売はいつの時代でも稼げます、理由は騙される人が必ずいるから、コロナウイルスが流行ったとき「プログラミングスクールがおすすめ!」とかいう変な連中が増えたの覚えてます?あんな感じです。
そもそも稼げるなら人に教えずに自分で稼ぎまくって世界一の金持ちになるはず、それをしないのは自分で稼ぐよりノウハウとして売ったほうが稼げるからです。
仮に月に10万円稼げたとしても年間120万円です、もし10万円を稼げるというノウハウを1万円で自分で考えられない10000人に売ればそれで1億円ゲットです。
ね、ノウハウ売ったほうが簡単でしょ?
ちょっと話はそれますが声優専門学校と同じですね、声優が稼げた時代は声優が少なかったため自動で仕事が舞い降りました、ですがアニメがブームになると「私も声優になる!」と考える世間知らずの学生たちが声優になろうとするので、そいつらをターゲットに声優専門学校が乱立しました。
今はもう無理ですね声優になるなんて、だってアホみたいに声優志願者が多いですから。
声優になれるかわからない、なっても稼げるかわからないリスクを負うより声優専門学校を運営した方がリスクが少なく必ず儲かるんで。
そもそもyoutubeが稼ぎにくくなっている
VTuberの数が爆発的に増えた結果、市場は飽和状態にあります。
アバターのデザインや配信内容が他の多くのVTuberと似てしまい、視聴者の記憶に残りにくい、さらにLive2Dアバターの制作、高性能なPC、マイク、ウェブカメラなどの機材費用をすべて自己負担しなければならず、初期費用が赤字になるケースが多い。
youtubeとかでゲーム実況しても再生数が2桁の底辺vtuberなんて腐るほどいますからね。
稼げてるvtuberは大手事務所に所属しているホロライブやにじさんじみたいな大手がバックにいる連中です、大手のプロモーションのおかげで彼らは稼げていますし、個人vtuberが彼らに勝てるわけないです。
ぶっちゃけyoutubeの収益化とか無理ゲー
youtubeの収益化の条件を知ってるかもしれませんが説明しますと、
YouTubeの収益化条件: 広告収入を得るには、チャンネル登録者数1,000人以上と年間総再生時間4,000時間以上
です、
ですがこれをクリアしてもvtuberが配信する動画のジャンルはゲーム実況といった広告単価の低いものです、動画の広告もジャンルによって広告単価が変わるため、ゲーム実況といった低価格の広告だと何百万再生も必要。
そのため広告以外で稼がないといけません、広告以外での収益の多くはライブ配信のスーパーチャット(投げ銭)に依存します。vtuberが良くライブ配信するのはこういった理由、少し解説すると
- 広告収入の不安定さ: YouTubeの広告収入単価は低く、再生数だけでは生活できるレベルの収入にならない。
- 投げ銭文化: 安定して高額な投げ銭を得るには、熱量の高いコアファンをどれだけ多く獲得できるかにかかっており、これも差別化や継続的な交流が不可欠
vtuberの動画は視聴者参加型のライブ配信で稼ぐみたいなものです、ですがライブ配信は視聴者を集めないとそもそも稼げないのでこちらもライバルが増えた今はハードだと思います。
さらに有名なyoutuberが以前のように稼げなくなったというニュースも流れました、「もうyoutuberとか稼げないんじゃね?」と感じてる人も大勢いると思うのでわざわざ高い金払ってでもlive2dモデル買ってvtuberになる人少なくなっていくと思いますよ。
こんな感じでlive2dモデルの販売はもう競争激化です、今から勝負するなら市場に出ているモデルよりハイクオリティにするか、ニッチ路線のモデルを販売するか戦略を変えないといけません。
ですがlive2dはvtuberモデルを作るだけのソフトではありません、アニメやゲームに使うという手もあります。
いきなりゲームで使うのはハードルが高いので今から始めるならアニメ制作をおすすめします。
r18同人アニメならまだチャンスあり
今から始めるならlive2dによるアニメ制作が良いと思います、特にr18エロアニメです。
以前boothやfantia等でlive2dの同人アニメを販売したことがありますがlive2dモデル販売より楽と感じましたね、自分みたいに絵が上手いわけじゃない人の作品でも売れたので。
エロみたいなコンテンツはいつの時代も需要があるためlive2dモデルを販売したらそれで終わりという銃をするビジネスではなく弾を売るビジネスなのでリピーターが付きます。
ちなみにこういったエロコンテンツはイメージを重視する大手は嫌忌して参入しませんので個人が唯一勝てるジャンルだと思います。
live2dでアニメ制作ってどうすればよいですか?
それぐらい自分で考えましょう、ブログや公式サイトで調べるなり、youtubeの解説動画なり、ネットで調べればいくらでも情報は無料で手に入るので。
仮に私が「この方法がおすすめ、必ず稼げる!」なんていってもすぐにマネするライバルが増えてオワコンになると思うので、稼げる方法は自分で考える癖を作ったほうが長期的に良いと思ってます。
まぁ間違ってもnoteやkindleみたいにどこの馬ともわからないやつが書いた有料のゴミみたいな本は読まないほうがいいです、正直noteやkindle unlimitedで無料で読める本はたいしたこと書いてないので。
まとめ
絵のクオリティが高くモデル制作に自信がある神絵師でもない限りlive2dモデルを始めるのはおすすめしません、今からlive2dで稼ぐならゲーム制作かアニメ制作のどちらかと思います。

